関西中学受験 モチベーション(やる気)向上に向けた学校見学について

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ひですけ

今回は中学受験におけるモチベーションの上げ方について、少し考えてみようと思います

目次

中学受験に必要なモチベーションについて

モチベーションが最高に高い状態だと、どういう事が起きるかというと、子ども自身が自分から勉強する、という奇跡が起きますが、世の中そんなに親の都合良く出来ていません。

子どもから中学受験したい、というアンテナの広い子も稀にいますが、中学受験をするほとんどの家庭は、親が主導して始めるわけですし、ほとんどの場合、親と子でモチベーションにギャップ(溝)があります

今回は、中学受験に大事な要素であるモチベーションについて少し検討してみます。

本人が”勉強しても良い” と思えるところまでモチベーションを上げる

偏差値55以上レベルの、モチベーションのレベルがどの程度かと言うと、

自分から勉強はしないけど、”勉強しなさい”と言われたら別に勉強しても良いというレベルです。
親が促せばしぶしぶやる、という感じですね。

偏差値40〜50ぐらいの家庭の場合、勉強(宿題)しなさいといっても、子どもが素直に受け入れてないので、集中して取り組むまでに異常に時間が掛かります(うちの子も、最近は素直に受け入れる割合が増えてきましたが、未だに気分が乗らない時は、あーだこーだ言いながら勉強せず1時間過ぎる事も度々あります)

なので、子どもが自分から勉強するレベルを望むのは、高望みし過ぎですし、そこまでは必要ないかと思います。

少なくとも、親が言ったタイミングで勉強に着手出来るレベルになっていれば、中学受験では偏差値55以上はいける、と思いますし、そのためには、ある一定のモチベーションが必要になるわけです。

どのようにしてモチベーションをあげるか?

成績を上げる

鶏が先か、卵が先か、問題になっちゃいますが、まずは成績が上がる、という成功体験を何とか掴む事です。

大手の塾では、成績毎に”クラス分け”がありますし、今は個人の成績の張り出しも普通にあります(30年前は大手塾でも成績の張り出しなんて無かったんですけどね)

最初は、成績張り出すなんて、子どもがショック受けないだろうか?と不安でしたが、いざ慣れると、悪かろうが、良かろうがモチベーションとしてはプラスに働きます。

逆に、良かった時にモチベーションが大きく跳ねる感じになるので、個人的にはオススメというか大手塾通いの一つのメリットかなと思います。

ゴールをイメージさせる

子供が自分が何のために塾に通って、勉強しているのか?を意識させる事が大事です。

大手塾に通わせてる場合、前もって子どもに目的等、説明したでしょうか?
これ意外と、説明していない家庭もあるんじゃないかなと思います(自分の親がそうだったので)

何となく気持ちは分かります。偏差値の話や中学受験の細かい話すると、親自身が、お受験ママ+お受験パパ、と見られのは嫌だという感覚から、色々オブラートに包んで、抽象的に何となく勉強したほうが良いよ、ぐらいしか言わないケースですね。

もちろん成績(偏差値)至上主義が良いとは言いませんが、XX中学には、これぐらいの偏差値が必要、という情報はドライにインプットしておいたほうが良いと思います。

ゴールイメージに重要な”学校見学”

最初、当然ながら、子どもはどの中学に行きたい、とかありません。

まず、どんな私立中学があるのかも全く分からないので、親が私立中学の情報を与えていく必要があります

ちなみに、我が家の場合は、下記でした。

・「灘」という学校が、日本一難しい学校であること(普通の子は行けない)
・勉強頑張れば「開明」「常翔学園」「金蘭千里」という学校に行けるかも
・勉強もっと頑張れば「高槻」「清風南海」という学校に行けるかも

他にもいろんな学校ありますが、絞れなくて発散するので、

  • 大阪市内からのアクセス
  • 共学
  • 大学附属でない
  • 現実的な偏差値レベル

上記ポリシーを考慮して、灘を除けば、5校に絞り混んで子どもに伝えています。

あとは学校に関する詳しい情報を与えていくのですが、ネットの情報等見せるだけでは、子どもは大して響きません。

そこでオススメなのが、学校見学です。”百聞は一見にしかず”で、一回、生の学校を見れたら、かなり具体的なイメージが沸きやすくなります。
校舎が思ったより綺麗だなとか、制服カッコ良いな、であったり、授業見学があれば、中学生ってこんな感じで授業してるんだ、とか自分が中学になった時のイメージを想像出来ます。そういう些細な刺激一つで、案外、子どもはやる気がみなぎってくるところがあるので。(twitter等で学校見学した後に、絶対この学校行きたい!と子どもが言ってたエピソード等ありますが、個人的にはそれはそれでちょっと極端過ぎるというか、そんな一目惚れするような情報あるのか?と思いますが、、、)

ちなみに、ここで気をつけないといけない注意点が3点あります。

一つ目が、学校外で開催される説明会ではあまり意味が無い、という事です。
大手塾に私立中学の担当者が説明しに来るケースや、会場貸し切って行われる私立合同の学校説明会のようなケースです。
このような学校説明会は、親が私立中学の情報を仕入れるためには重要ですが、子どものアンテナでキャッチ出来る情報は少なめです。なので、学校そのものに出向く行事に参加しましょう。

二つ目が、なるだけ早い時期(理想は小4時)に学校見学に行く、という事です。
4年だと早いのでは?と思う方も多いと思いますが、仮に、5年,6年で学校見学に行って、やる気がみなぎったらどうでしょう?親としては、モチベーション上がって良かったと思いつつ、もっと早く見に来てれば、もっと前にモチベーション上げれたのでは??という事になります。
というわけで、なるだけ早い時期(小4時)に学校見学へ行く事をオススメします。仮にこの学校見学1つで、勉強への取り組み方がガラッと変わる事があれば、塾の季節講習なんかより、よっぽどタメになると思います。

三つ目が、学校見学会の倍率が高い、という事です。
清風南海や、高槻など難関レベルの人気校になると、応募開始から1日程度で枠が埋まる傾向にあります。学校のホームページで、高槻のように応募開始時期を事前にアナウンスしているケースもあるので、応募開始タイミングを日々チェックするようにしましょう

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