今回は、大阪の男子名門校である大阪星光学院について、シンプルに掘り下げてみようと思います。
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- 入り易さ
- 1
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- 進学実績
- 5
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- ブランド力
- 5
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- スケール(設備)
- 3
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- アクセス
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基本情報
学校の公式HPは下記です(文字化けしていたので直URLリンクです)
http://www.osakaseiko.ac.jp/
住所:大阪府大阪市天王寺区伶人町1-6
中高一貫の男子校
大阪ではトップの男子名門校で、大阪府内の中学受験男子が頂点として目指す学校です。山で言うところの富士山みたいなもんですね(灘はエベレストみたいな感じですね)
とは言いつつも、元々関西出身では無い、野球大好き人間だった自分からすると、“せいこうがくいん”と聞くと、福島県の聖光学院をつい浮かべてしまうんですけどね、、、
関西の中学受験に絡むようになった今では、大阪星光の知名度は言わずもがなですが、あくまで関西の中学受験界隈に閉じた話であって、全国的な知名度でみれば、そこまでは無いかなと思います(私が子どもの頃、九州で耳にしていたのは、ラサール・久留米附設・灘ぐらいなので、、、)
大阪の男子校ではトップ校ですが、関西全体で見ると、お隣兵庫の灘や甲陽学院より偏差値的には少し下になります。
ただ、甲陽と大阪星光では、微々たる差なので、大阪にお住まいなのであれば、アクセスの良い大阪星光がベターですね(それも甲陽は灘と同様、試験が2日間あるので、併願校を考慮すると、大阪星光のほうが受けやすいかと思います)
1学年の募集人員数は、約190名です。ちなみに高校受験での入学もありますが、15名という狭き門なので、実質、中学入学後に抜けた人員の補強、という意味合いですね。高校受験で本格的に狙う学校ではないでしょう。
偏差値は63
複数日程を設ければ、西大和学園や洛南、東大寺学園のように、灘/甲陽チャレンジした最上位層を拾う事が可能なのですが、大阪星光学院は、統一入試の初日の午前1回のみ、となります。
複数日程設ける事自体は、学校にその気があれば当然可能なはずなので、意図的に初日に午前1回のみとしていますね。
ここら辺は、大阪星光学院が第一志望ではない灘落ち組を拾うより、大阪星光学院を第一志望としている生徒を取りたい、という大阪トップ校のプライドもあるのでしょう(個人的にはそういう考え方も嫌いでは無いです)
最寄り駅は、「四天王寺前夕陽丘」駅
谷町線の四天王寺前夕陽丘駅から徒歩2分とアクセスは抜群です。
地理的には大阪のど真ん中で、大阪府内からは基本、どの地域からでもアクセス可能と見て良いと思います。また、路線が谷町線という点もポイント高いですし、駅からも近いのがうれしいですね(ご近所の明星とかは駅から少し歩くので)
どういった層が受験しているか?
- 大阪星光学院 本命組
- 西大和学園/洛南/東大寺学園 滑り止め
- 高槻/清風南海/帝塚山 同レベル組
- 清風(プレミアム)/明星(S理数)/開明(スーパー理数) チャレンジ組
先程の偏差値のところでも触れましたが、一番の特徴は、日程の都合上、灘落ち組が受けないという点ですね。なので、関西男子の最上位層が流れてくる事はありません。
ただし、灘は受けれないけど、西大和学園や洛南、東大寺にチャレンジしてくる子達は、より受かりやすい大阪星光学院を受験してきます(受かりやすいというのも、関西男子のごく一部の最上位層に限った話ではありますが、、、、)
次点としては、高槻や清風南海や帝塚山など、後期日程では大阪星光学院と同じくらいの偏差値帯となる難関校勢ですね。
また、その次には、大阪星光学院にチャンレンジしてくる層として、上位コースを抱えた中堅校勢ですね、具体的には、清風(プレミアム)/明星(S理数)/開明(スーパー理数)など。他には、特待生制度を持った常翔学園のスーパーJクラスや、大阪桐蔭のプロシードコース(25年度新設)を検討している生徒もチャレンジしてくる可能性はあります。
大阪星光学院の特徴4選
大阪星光学院の特徴について、私独自の切り口で4つ取り上げようと思います。
特徴① お坊ちゃま・お金持ちの子どもが多いイメージ(世間では)
世間ではそのように言われていますが、別にネガティブに捉える必要は無いでしょう。
大阪の中心部に位置する歴史のある名門私立中学ですので、蓋あけたら、経済力のあるご家庭の割合が多いのは別に驚く要素ではないです。
また、この手の学校に共通して言えるのが、お母さま受けが良いというところですね。お母さま方のほうが割と男子校に入れる事に抵抗が無いというか、寧ろ男子校に入れたがる傾向にあると感じるのは気のせいでしょうか(かわいい息子を手元に置いときたい感じもあるんですかね)。あと、カトリック系を母体にしている点も少し影響していますかね。そういう意味でいうと、お近くの明星も同じイメージかなと思います。
特徴② 校外行事、課外活動が豊富
中学の校舎に隣接する聖トマス小崎研修館で、中学1年生たちは4月から6月にかけて、30名ほどのグループごとに、一週間の共同生活を送ります。1日約3時間半の自習時間の中で、学校中心の学習習慣を身につけ、食事の
配膳や掃除を通じて個人の責任を自覚する、との事です。
また、和歌山県にある南部学舎や、長野県の黒姫星光山荘など自然豊かな場所で、課外活動や、勉強合宿をおこないます。最近は他の私立もこのような課外活動を強化はしてますが、大阪星光は割と昔からこのような行事には力入れてるよう印象ですね。
特徴③ 通学用バッグ羨ましい
大阪市内、特に上本町周辺では、星マークにSEIKOと書かれた通学用バッグを背負ってる学生を目にします。
その度に、”ああ、この子大阪星光なんだな、、(賢いんだなー)”と思ってしまうわけです笑
やはり星マークのインパクトが強いですよね。ただ、校名表記も、ローマ字とか遠慮せずに、”大阪星光学院”って漢字で主張して良いのにな、と思ってしまいましたが(これに関しては清風南海にも言える事ですけど)
特徴④ 連携校特別選抜入学試験制度がある
お近くにある私立の城星学園は、創立者が同じという関係から連携関係にあり、城星学園小学校からは、連携校特別選抜入学試験制度が使用出来ます。ただし、城星学園に通っていないと使えないですし、この制度を使って入学する人数も、5名~10名程度の事なので、それなりの学力を有していないと難しい感じですし、ほとんどの方にはあまり縁の無い制度かもですね。
少し話は逸れますが、この城星学園小学校は共学ですが、中学・高校は女子校で且つ、中学は募集停止で内部進学も無し、という事で、実質、小学校までなんですね。。。私立の小学校に入って、中学で地元の公立に通いなおすわけでは無いと思うので、実態としては、中学受験用の小学校になるんだとは思いますが、それでも、塾通いをしないわけではないでしょうし、それなら公立の小学校で塾通いで良いのではと少し思ってしまいますが。
その他
・ホームページなど、もう少し今風にして欲しい(東大寺や清風南海 然り)
・お近くで大阪女子校No1の四天王寺との高学歴カップルを期待してしまう笑
- 男子校に抵抗が無く、大阪のトップ校に行きたい!という男子にオススメ
- 灘・甲陽チャレンジ組は来ない