関西中学受験 塾の「宿題」について

当ページのリンクには広告が含まれています。
ひですけ

今回は、我が家でもちょくちょく問題になる、塾の「宿題」について掘り
下げてみようと思います。

まず、下記に当てはまる方は、以降読み進める必要はありません

・塾からの宿題をやり切れない、宿題に追われる、という事が基本無い
・既に子どもが宿題を自発的にやる習慣が身についてる

で、本記事の対象読者は、私の家庭も含め、大手塾に通われている下記のようなタイプです

・子どもから宿題をやる事が基本無い
・親がサポート(ガミガミ)しないと宿題が終わらない
・毎週が宿題に追われ、常に自転車操業

上記の状態だと、非常に悩ましいですよね。中学受験に挑戦する上で切っても切り離せない「宿題」にフォーカスを当てていきます。

目次

「宿題」についての考え方

この宿題についての考え方については、我が家ですら、私と妻とでそもそも考え方が異なるので、正直世の中的にも、完全にこれが正解というモノは無いと思っています。それを踏まえた上で、個人の考え・意見を順に述べようと思います。

そもそも宿題をするために、塾に通ってるわけではない

まず、私が最初に言いたい事はこれです。
塾に行く一番の目的は何でしょうか?
塾に通う一番の目的は、「学力(成績)を上げるため」です。当たり前ですが、私立中学受験には入試があり、点数の良い順に入学出来るわけで、そのためには学力(成績)を上げる必要があり、そのために塾に通うわけです。

そして、塾の宿題は、成績を上げるための手段・プロセスの一部に過ぎない、という事です。もちろん宿題が成績を上げる重要な要素を担ってるのは間違いないのですが、私が気になっているのは、”塾の宿題を何が何でもやり切らないといけない”と、必死に日々過ごしている人です(うちの妻はそういうマインドです、、、)
このレベルになると、宿題がもはやイチ「手段」ではなく、「目的」にまで昇華されてしまっており、私個人としてはいかがなものか、と感じるわけです。

塾の宿題は、「努力目標」と考えるのがベター(望ましい)

宿題をしなくて良い、と開き直ってるわけではありません。
宿題もせず、成績がグングン上がる程、世の中都合良く出来ていないのは百も承知ですし、実際私自身も日々のスケジュールを立て計画的に宿題を子どもに課しています(塾では子どもにスケジュールを立てさせる事を推奨しており、それが理想と理解はしていますが、現実問題ウチではまだ難しいので、親がスケジューリングしています)

ただ、子どもは子どもです。いくら大人が理想のスケジュールを立てたところで、その通りに自発的に動いてくれるケースなんて稀です。物分かりの良い子もいれば、我が家の息子のように、落ち着きが無い・指示を上手く消化出来ないADHDタイプもいます。このような面は、躾の厳しい・甘いだけでなく、子ども本人の特性にも依存した部分が正直あります。要は宿題をちゃんとやれる/やれないも、向き/不向きの面が多少ある、という事です。

少し話を変えますと、中学受験の塾に通わせている親で、子どものテストの点数/成績が振るわなかった時、ガミガミ言う親もいるとは思いますが、割合的にあまり多くは無いと思います。何故ならば、成績というモノは勉強すれば必ず伸びる、とも言えず、多少地頭の良さも影響する、と認識している親が多いからです。

ただ、そのように成績には寛容な親であっても宿題になった途端、目の色を変える親は多いです。宿題全部やりきれないのは、ただ怠けているだけ、との捉え方です。絶対宿題をやりきらないといけないという固定観念から、親も必死になるわけですが、少し冷静に考えましょう。
そもそも、塾によっても宿題の量は色々で、宿題も多い塾があれば、そこまで多く無い塾もあります。
例えば、宿題の量を100出す塾Aと、50出す塾Bがあったとして、子どもが頑張って宿題した結果、80しか出来なかったとします。宿題を絶対やり切らないといけない考えている親の場合、塾Aの場合だと残20をやれてないので、子どもを叱り、塾Bだと叱らない、という結果になるのですが、私個人としては何かおかしいと思うんですよね。
こういう人(ウチの妻)は、宿題のノルマ達成、が全てと考えているようです。ただ、塾の宿題量が多くなれば、当然、宿題ノルマの達成難易度が上がるわけですが、その点は全く考慮がありません。
そこら辺を問うても、塾は適正量で出しているはずだから絶対やりきらないといけない、と譲りません。
先程触れた通り、塾の宿題をやり切れるか否かも、子どもの性格によって多少のセンスの要素があると思っていますし、適正量と言うのであれば、何故、塾毎に宿題量に違いが出るのでしょうか。宿題の量は、子どもそれぞれの適正量というよりかは、塾の方針や考え方で決めてるだけです。

そういう背景で宿題が出ているのにも関わらず、宿題を完全にやり切る事に固執してしまうと、子どもと親もただただ苦しく疲弊するのは当然ですし、その結果、塾を辞める+中学受験を撤退する、という判断する親もいます。
実際に成績も全く伴っていないなら納得ですが、成績自体はそこそこ偏差値50以上あるのに、課せられた宿題をこなせない、という理由だけで中学受験を諦める、というのもどうなんだろうと思います(もっと高い目標設定であれば話は別です)

ですので、塾の宿題は、“やりきらないといけない”と考えるのではなく、“上手く活用する事で成績を上げる”ツールと捉えるだけで、だいぶイメージ変わるのかなと思います。
(と言いながら、今日も宿題!宿題!とは言い続けるわけですが)

まとめ
  • 宿題はやるべき、だがあくまで手段の一つと認識する
  • 宿題を全てやりきる事に固執し過ぎると、家庭によってはマイナス
  • 宿題に取り組んだそのベクトルを評価する
  • 宿題の母数が適正とは限らないため、やり切った量で評価する
    (100出た宿題をやり切れなくても、やった70/80を評価する)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次